今、話題のバーガーキングの愛に溢れるトンデモな施策をまとめてみた

オープンもまだしていないバーガーキングで予想だにしないことが起きた。

こんな広告がグランドオープンを控える下北沢店にて掲示されていたのです。引用RTの元になっているツイートは6.6万RT、22.3万いいねと非常に大きなバズを引き起こしています。

しかも、このツイートは6か月ほど前にされています。わざわざ、そこまで遡って発信をしています。ファンの声に耳を傾け、漏らさず反応するバーガーキングらしい対応だったなと感じます。

今回の件で、よりバーガーキングは注目されていますが、実は他にもファン愛に溢れるトンデモな施策を講じています。

これにはバーガーキングのCMOであるフェルナンド・マチャド氏の考えが影響していると言えます。

「ナンバーワンブランドでないのなら、はっきりと差別化し、人々に注目される活動を展開しなければ生き残れない」

(以下、記事より引用)

参考 バーガーキングCMOは「失敗しても、しなくても怖い」からまずは行動するsbbit.jp

ぜひ、記事の中身も面白いので読んでみて頂ければと思います。

さて、そんな考えから生み出されるマーケティング施策は日本のみならず海外でも行っていて、非常にユニークな内容でしたので、今回まとめてみました。

バーガーキングはみんなのもの?ファンの裁量が大きすぎる施策

参考 デザインデータを公開?バーガーキングがファンに委ねた広告制作adgang.jp

まず、最初に挙げられるのは「ファンにバーガーキングの広告制作を委ねた」というものです。

ベルギーで行われたこの取り組みは、デザインデータを公開してファンに広告のデザイン制作の依頼を呼び掛けています。

ファンからすれば、これ以上ない嬉しすぎる施策となるでしょう。採用された人のエンゲージメントも高くなることも明白ですし、その人は長く広告塔として活躍してくれるに違いないでしょう。

SNSの企業アカウントが自社のフォロワーやユーザーをRTすると、その人たちのファン度が高まり、自発的に濃い宣伝活動をしてくれる状態に似たことが狙えると思います。この施策ではそれよりも高い効果が出たと考えられるでしょう。

広告制作は難しいにせよ、企業活動の肝に近い部分のアイディアを募るというのは共創がテーマとなる今後の時代には非常に参考にしたくなる一手と言えます。

ここまで燃やした広告はあっただろうか。これが本当の炎上である

続いてはARを使った広告ですが、何とも海外ならではのブラックジョークが利いた内容です。

参考 バーガーキング、ライバル社の広告を燃やしてタダ券GETnetgeek.biz

バーガーキングは「マクドナルド」を引き合いに出すことが多く、この施策もアプリを操作し、ライバル他社の広告にかざすと文字通り「炎上する」というもの。この炎上が終われば、商品のクーポンが手に入る流れとなっています。

おそらく、いやほぼ間違いなく日本ではエッジが利きすぎていて使えない手法だと言えますが、こういった刺激的な広告の方が印象にとても残るのも確かではないでしょうか。

中には反発する人も出てくると思いますが、それも「まずは行動」の考えから至るものだと感じます。

日本で行う場合には綿密な企業との連携を行い、適度なブラックを織り交ぜる形になるのではと思います。最近では業界位置的に近しい他社と組んでキャンペーンや施策を講じることも多くなってきました。#肉レンジャーのような取り組みがそれに当たるでしょう。

ライバルと思われている同士がタッグを組むだけでも、大いに盛り上がるのでこういった動きは益々増えていくと感じます。

CSRまでやる?仲良しな一面も見せる、愛ある施策

最後は非常に業界への愛、ライバルへの愛が溢れるものとなっています。

参考 まさかの主力商品「ワッパー」販売中止がCSR?宿敵マクドナルドを「支援」したバーガーキングの狙いmarkezine.jp

アルゼンチンのバーガーキングでは、意表を突く取り組みがなされています。自社の主力商品を頼んだお客様に対して、「マクドナルド」を勧めるというものです。

一見すると「?」しか浮かびませんが、実はアルゼンチンのマクドナルドでは年に一回ビッグマックの売上をチャリティー団体に寄付する活動を行っており、バーガーキングのこの取り組みもその日に行われたものだったのです。

先ほどの例のような「炎上」といったブラックにエッジの利いた施策の流れとは異なりますが、 主力となる商品をあえて他社のために使うのはそれ以上にイメージや売上へのインパクトは大きいと言えます。

最近では、企業が社会に与える影響や貢献度合いもユーザーから見られる傾向が強まっています。

「あのブランドは温暖化のためにプラスチックを軽減している。利用するなら環境にいい方にしよう」といった判断は日本でも珍しくありません。

その貢献活動はブランドを選択する要素の一つになるのです。

日本でも肉を切らせて骨を断つではないですが、こういった社会貢献活動の広め方は好感を呼びやすいのではないでしょうか。

まとめ

日本で行うとなれば、なかなか手を伸ばし辛い施策が多いと思います。しかし、面白さも備えつつ、どの施策も「やってみる」を中心に据えているように感じます。表現方法は日本で再現できなくとも、バーガーキングの施策は「行動して見る」ということと向き合うきっかけになるのではないでしょうか。

どの取り組みもワクワクさせられるものなので、日本用にアレンジして、実施する企業が現れないかと期待してしまいますね。