多く読まれる記事に必要なことは「上司」や「経営者」の気持ちにある?読み手の「先」を考えよう

最近は多くの企業でコンテンツマーケティングが注目され、オウンドメディアの開設もよく聞くようになってきました。一方で、コンテンツとなる記事の制作には以下の悩みをよく聞きます。

  • どういった記事を書くべきなのか分からない
  • 読者にウケる記事がどんなものか分からない
  • 多くの人に読んでもらうにはどうしたらいいかわからない

特に、SNSやメディアの乱立でユーザーが多くの情報を受けるようになった今、多くの人に読んでもらうためにどうしたらいいのかはどこのメディアも悩みの尽きない話だと思います。

そのための手段として、SEO対策などもありますが長期的な施策にもなりますし、専門的な知識も必要になってきます。そもそも、オウンドメディア自体が長期的に効果を見る施策なので、当たり前と言えば当たり前なのですが、記事の作成を工夫することでその期間を早めることが可能です。

今回の記事では「多くの人に読んでもらうための記事作成の方法」について、考え方を交え、述べていきます。

多くの人に読まれたいなら「読み手」を考えるだけではダメ

記事を制作する際によく意識されていることとして、「読み手を考える」というものがあります。読者層を決めて、その読者層が求めていることを考えるというものです。これは記事制作のベースの考えとして、とても大事なことです。

しかし、これだけでは多くの人に読まれるための記事としては足りません。

なぜなら、SEOを頑張って行えば、いずれはそれだけでもある程度読まれる記事にはなるかもしれませんが、どのメディアも注力していますし、読み手を全く考えていないメディアはほぼありません。他のメディアが一様にやっていることだけで、後発のメディアが勝負するのは難しいでしょう。

多く読まれるにはこれ以外にも考える必要がある

ましてや、Google検索のアルゴリズムは変更されることも多々あります。最近の変更でも多くのメディアの検索順位に影響を与えています。多くの人に読んでもらえる工夫はこの観点から見ても、別に用意した方がいいと言えます。

シェアしたくなる気持ちに注目しよう

そこで注目するのが「シェアしたくなる気持ち」です。SNSが多くの人に利用されるようになり、シェアするという文化や意識が今は根付いています。人から人へ情報が行き渡るのが非常に容易になっていますが、どんな情報でもシェアをしているかと言えば、そんなことはありません。シェアされる場合には何かしらの要素があると考えられます。

では、シェアしたくなる気持ちとはどういうときに起こるのでしょうか。

「シェア」について考えてみる

シェアしたくなる気持ちを知るために、シェアとはそもそも何かを考えてみます。シェアとは辞書で引くと分かるように「共有すること」です。ただ、これだけではシェアが何かは分からないので、「誰が何を誰に共有することなのか」まで見てみましょう。それぞれをまとめると以下のように考えられます。

  • 誰が ⇒ 読み手
  • 何を ⇒ 共感したいこと/教えてあげたいと感じること
  • 誰に ⇒ 親しい人/関わりの深い人

つまり、文章にすると、シェアとは

「読み手が、共感したい/教えてあげたいと感じることを親しい人/関わりの深い人に共有すること」

と言えます。

シェアをする人間は「読み手」です。そして、シェアする先には必ず相手がいます。

読み手は誰それ構わずにシェアするということはなく、読み手の「親しい人」や「関わりの深い人」を思い浮かべてするはずです。そして、読み手は情報に接しながら自分が満足した上で、

「この人にシェアしたら喜ぶだろう、この人に教えてあげよう」という気持ちで親しい人に向けてシェアをするのです。

つまり、読み手の満足を意識するだけの記事を書くのではなく、読み手がその後にシェアしたくなるような記事を書くということです。そうすることで、SEOなどに頼らなくてもSNSや会社のチャットツールなどでシェアされ、多く人に見られるようになるのです。

他にも考え方はあるかと思いますが、ただ、漠然と思考停止してシェアされる記事を書くと言うよりは、このように物事を分解して要素を一つ一つ考えていくことが重要です。

「上司」や「経営者」の気持ちを想像しよう

シェアはいいけど、具体的に書く場合はどうするの?といった疑問もあるかと思います。そんなときには上司や経営者を想定してみるといいでしょう。例えば、マーケティングの記事を書く際に、以下の状況があったとします。

  • 想定読者層 ⇒ マーケティング担当者
  • 記事の内容 ⇒ マーケティング関連の記事

多くの場合に、マーケティング担当者に見てほしい場合は担当者に向けた記事を書いていくと思います。もちろん、それを否定もしませんし、実際にそうやって記事を書くことは私もあります。

ですが、実際にSEOなどの対策もまだまだ出来ておらず、多くの流入が見込めていない記事はそれだけで読まれるとは思えません。SNSで公開しても大きな効果は見込めないでしょう。むしろ、どんなにいい記事でも埋もれて読まれなくなってしまう可能性の方が高いと考えられます。

そこで大事になってくるのが、上司や経営者といった想定シェア層です。

想定シェア層がシェアされる記事には必要不可欠!

例えば、今回の場合ではマーケティング担当を意識するだけでなく、以下のように考えます。

  • 想定読者層  ⇒ マーケティング担当者
  • 想定シェア層 ⇒ マーケティング部の上司/経営者
  • 記事の内容  ⇒ マーケティング関連の記事

読者層である担当者だけでなく、想定シェア層を考えるのです。本来読んで欲しいのはもちろん、マーケティング担当者ですが、情報収集にまで手が回らなかったり、情報収集に対して元より受け身である方もいるでしょう。

そういった方に運良く記事が閲覧されたとしても、シェアされるでしょうか。おそらく、現場で使えそうな情報を拾ってシェアはせずに知見の一つとして終わってしまうことが多いでしょう。その形でも読者の役に立っているので良いのですが、広く知られることが無くなってしまいます。

担当者では、その場で完結してしまう可能性が高い

では、マーケティング担当者の上司や経営者が見た場合はどうなるでしょうか。その情報を知ったとして自身だけで、留めておくでしょうか?答えはNOです。現場よりも高い視座を持って、「よりよくするために」と考えている上司や経営者であれば、書いてあることが良いと感じれば、必ず現場全体に広めます。

特に、この場合は自分の言いたいことが書かれている記事であれば、効果は高いです。

例えば、現場でしか使わないようなツールの使い方などの記事でも使い方だけに留まらず、 そのツールを使用する際に「どれだけ工数を減らすつもりなのか、現場に導入するにはどういったことに気を付けなければならないのか」などの上司や経営者が視点として持ってほしいことが網羅されていれば、自ずとシェアされます。

上司や経営者が現場に広める

担当者に向けるだけでは、一人で完結してしまったはずのものが、上司や経営者といった情報を広める要素を持っている人を想定して記事を書くだけで、より多くの想定読者層に広まる可能性を秘めているのです。

まとめ

SEOなどがよほど強かったり、多くの人に既に名前が知られるようなメディアでは当てはまることが少ないかもしれません。ですが、今からメディアをより大きくしようと考えていたり、SEOにリソースを割く余裕がないのであれば、集客に効果的な記事を作成できるようになるでしょう。