箱根駅伝でTwitterとラジオの親和性がよくわかる。

年が明けおうちでゴロゴロしながら、こたつに入ってテレビを流し見。これぞお正月のはじまりと言っても過言ではありません。そんなゆったりした雰囲気の中、日本で大きく注目される大会が開催されます。

東京箱根間往復大学駅伝競走 (※以後、箱根駅伝と示す)。多くの方には箱根駅伝として名が通っている学生駅伝です。毎年、たくさんの感動を日本中に届けてくれます。大会前に放送されるドキュメンタリー番組を見てしまった時には涙が止まりません。

今年の箱根駅伝は混戦が予想されており、今季の全日本駅伝を制した東海大学や出雲駅伝で三大駅伝初優勝を果たした國學院大學など勢いに乗っているチームだけでなく、史上6校目となる4連覇と達成した青山学院大学。

多くの大学が箱根駅伝に向けて、毎日厳しい練習をこなしています。そんな中、箱根駅伝に関する記事をみていた時、こんな見出しをみつけました。

NHKラジオは金哲彦さん解説でTwitter大盛り上がり

引用: https://bunshun.jp/articles/-/21341?page=3

ラジオを聴きながらTwitter。確かに理にかなっていると感じました。ラジオで音声で情報をとり、Twitterでラジオで受けた感想を呟いたり、他のユーザーの意見をみたりと両方で情報を獲得できます。

参考 「#このラジオがヤバい」がTwitterで複数回トレンド入り!仕掛け人に聞く、話題醸成の秘訣MarkZine

NHKと日本民放放送連盟が共同で行った「#このラジオがヤバい」キャンペーンはSNS上で話題となりました。Twitterでのハッシュタグ投稿数は約27万、RT総数は16万。さらにはTwitterのトレンドに何度も入りました。

Twitter内でラジオ番組のハッシュタグが複数回トレンド入りしました。こうしてみると、Twitterとラジオは相性が良いようにみられます。そのポイントは一体何なのでしょうか。

Twitter×ラジオの親和性

かつてのラジオはラジオ受信機やカーラジオなど場所が限定されていましたが、スマートフォンの普及によりアプリがリリースされどこでも気軽に聴ける環境となりました。

また、ラジオにしかないオリジナルのコンテンツもあり、例えば「オールナイトニッポン」では菅田将暉さんや星野源さんなどの若者に人気のある方々が毎週2時間トークを行っており、ラジオ独自かつ強力なコンテンツを備えています。

さらにSNS上にはラジオユーザーが多数存在しています。特にTwitterとの相性は抜群で、番組のハッシュタグをつけて感想をリアルタイムで共有する人が多いです。「オールナイトニッポン」では2時間の生放送で1万~2万程のツイートが行われ日本のトレンドに入ることもあります。

また「オールナイトニッポン」だけではなく、毎日なにかしらのラジオ番組がTwitterでトレンド入りしており、Twitterとラジオの相性は良いと言えるでしょう。

では、Twitterとラジオ相性の良さを箱根駅伝の観点からみていきます。

箱根駅伝におけるTwitterとラジオ

箱根駅伝ではテレビ放送の他にラジオ番組でも中継を行い、ラジオ日本NHKラジオ文化放送の3局で放送されます。

特にNHKラジオと文化放送ではTwitterとの相性の良さを感じられるコンテンツがあります。

NHKラジオ

NHKラジオでは毎年、金哲彦さんが解説を行うことで話題です。金さんは自身も陸上競技の選手だった経験を活かし、マラソンの解説や指導者として活躍されています。

そんな金さんは新しいもの好きでTwitterのハッシュタグを随時チェックし、その投稿を誰よりも早く拾って発言するため、Twitterのユーザーには嬉しいことだと感じられます。そのおかげか、毎回Twitterでは大盛り上がりだそうです。

またNHKラジオでは、2017年から俳優の和田正人さんがゲストで参加されています。和田さんは過去2回箱根駅伝に出場経験があります。過去には、往路のみの出演にも関わらず復路の中継の際にもTwitter越しに参加していました。

出演者もリスナー目線でTwitterを使いこなしている様子に親近感が湧き、より盛り上げていると考えられます。また自分が投稿したツイートが読み上げられるという点にRTやいいねのように「反応がもらえて嬉しい」という承認欲求が重なっているとも思えます。

文化放送

文化放送では箱根駅伝だけではなく、学生3大駅伝である出雲駅伝(出雲全日本大学選抜駅伝競走)・全日本大学駅伝(全日本大学駅伝対校選手権記念大会)・箱根駅伝のすべての中継を行っています。これは他にはない強みです。

箱根駅伝前には「#箱根駅伝への道」という番組を放送しており、パーソナリティーには山の神でおなじみの東洋大学OBの柏原竜二さんという学生駅伝ファンにとってはたまらないキャスティングです。また、箱根駅伝当日は柏原さんだけではなく、他の強豪校OBも解説を行います。

またキャストの豪華さだけでなく、公式ホームページには過去の箱根駅伝ハイライト実況や各コースの特徴など細かなところまで掲載されています。

そんな文化放送では駅伝のTwitterアカウントがあります。フォロワーは約2.6 万人と他の駅伝のラジオ番組ではあまり見られない数字です。

箱根駅伝前の12月には各出場校の特集を行った投稿がよくみられます。 「#ekiden1134」というハッシュタグをつけて記者発表などの箱根駅伝に関わる投稿を頻繁に行っていたり、番組の出演者のツイートをRTしたりと箱根駅伝までにしっかりとボルテージを高めている印象を受けます。

箱根駅伝当日には随時更新を行い、各区の実況だけではなく解説のコメントなどを文章化や、文化放送もハッシュタグを拾ってラジオで発言を行っています。

また箱根駅伝に限らず、他の駅伝大会の投稿も行っているのでほぼ毎月稼働しています。なので各校の情報の多さは文化放送独自のコンテンツと言えるでしょう。

それぞれ特徴は違えどTwitterというツールを使って、ファンとの距離をグッと縮めているように感じます。これらのラジオの特徴からTwitterとラジオのある共通点がみえてきました。

Twitterとラジオの共通点

なぜこんなにもTwitterがラジオと相性が良いのか。ラジオはリスナーからのお便りで番組が進行していきます。そのお便りを読まれるためにリスナーは多く投稿を行ったり、文章を工夫したりするでしょう。ですが、番組内で読まれるお便りは限られています。ですが、Twitterならどうでしょう。

Twitterでは番組の放送中ならいつでも投稿ができ、読まれる幅が広がる。だから熱狂的なファンはハッシュタグをつけてひたすら投稿を行うのではないでしょうか。

熱狂的なファンであればあるほど読まれるために投稿を行い、それがトレンドになるのだと思います。ラジオのお便りを読む文化が現代では、ツイートを読み上げるようになってきているのではないかと感じます。

ラジオが主流のメディアだった時代も、SNSが主流の現代も人の承認欲求の満たし方は変わらず、ラジオではお便りが読まれること、TwitterではリプライやRT、いいねなどの相手から反応をもらえることで人は喜びを感じ、更に投稿が増える。この循環はどの時代も変わらないのだと思いました。

またTwitterではその他にも楽しみ方が増えています。ハッシュタグを追って同じラジオを聴いているリスナーの投稿に反応したり、「わかる」「良いこと言ってる」などの主旨でのRTやいいねなどを狙て投稿し共有します。これはTwitterがある現代ならではの楽しみ方と言えるでしょう。

もちろんお便りを送る人もいると思いますが、Twitterの活用によって更にラジオの楽しみ方が増えたように受け取れます。

まとめ

「箱根駅伝と言ったら、テレビの中継でしょ!」と思っていた私の常識が崩されました。テレビではCMがあるので合間に行っている出来事を把握したい方にはラジオがオススメです。

学生時代にラジオをよく聴いていた方、今でも良く聴かれる方。中でもTwitterをよく活用している方はぜひラジオを聴きながらツイートしてお正月を楽しんでもらいたいなと感じました。