コンテンツの在り方を変えるかもしれない?Instagramが下した決断

オウンドメディアブームやコンテンツマーケティングが注目され、今日までいろいろな企業や個人に取り入れられています。その一方で、nanapiやぐるなびが運営していた「みんなのごはん」など、オウンドメディアの閉鎖が相次いでいるのも、また事実です。そんな状況を受けて、以下の記事ではオウンドメディアのあるべき姿について触れられています。

参考 閉鎖が相次ぐオウンドメディア あるべき姿って何だろう?Web担当者Forum

この記事の中にも書いてあるように「オウンドメディアとして誰のために何を届けたいのか 」ということを意識しないと、何のためのメディア・コンテンツなのか分からなくなって終わってしまいます。

特にネットの世界では「誰」を気にすることが多くなり「評価」に敏感な人たちが多くなっています。この流れを加速させた要因としては、SNSの台頭が挙げられるでしょう。「いいね」や「コメント」など、各種のエンゲージメントの多寡を他の人たちと比べて、毎日のように気にしている人を周りで見かけたりしないでしょうか?

この流れに一石を投じようとしたのがInstagramです。

参考 インスタが「いいね!」の数を隠すテストを日本などに拡大TechCrunch

Instagramは「いいね」の数を非公開にすることをテストながらも進めているのです。理由としては以下のように記事内で述べられています。

インスタグラムは「フォロワーがあなたの投稿を見るときに、『いいね!』をいくつ獲得したかではなく、写真やビデオそのものに注目してもらいたいから」

評価を気にするあまり、いいねの数などに目が行ってしまい、コンテンツそのものが見られていないことを危惧したのです。

評価よりもコンテンツの中身そのものを見てもらいたいというInstagramの決断と言えるでしょう。

これは以前から「いいね」の形を変えたり、在り方について報道がされていたTwitterにも大きな影響を与えると考えられます。

参考 Twitter、「『いいね』廃止」報道にコメント 「健全化に向け再考中」ITmedia

そして、この流れを受けて、世の中の「コンテンツ」に対する考えは変わっていく事も考えられます。

評価されるコンテンツ作りから、好きなコンテンツ作りへ

今ではユーザーの「求めている」情報やコンテンツを作った方がコンテンツマーケティング的にはよいとされています。SNSでもエンゲージメント率が高いものが上位に表示されるようなアルゴリズムだったりが実装されています。

「コンテンツマーケティング 方法」などで検索すると、

  • 質の高い記事を作成する
  • ユーザーの求めている情報を踏まえて記事を書く

といった情報が上位に出てきて、ユーザーの求めている情報が概ね分かります。SNSも反応がされやすい発信とはどういうものなのかは調べれば、同様に上位に表示が並びます。

しかし、今回のInstagramの流れを受けると、他人の評価が見えなくなり、比較をすることが難しくなります。いずれ、これが浸透すれば評価を気にするという意識すら無くなってくるでしょう。

以下の記事はInstagramについて触れていますが、その中にもあるように、実際に「いいね」に疲れを覚えているユーザーも一定数いることもここに影響してくると考えられます。

参考 インスタグラムは「いいね!」を気にして疲れる人多数!その実態は?bitwave

こういった背景も後押しし、他の人の評価を気にせずに、自らが納得できるものを作り、発信していくような思考が今後広まっていくと考えられます。評価されてるために一様にウケの良いコンテンツよりも、自分の好きなものを表現してファンになってもらうといった流れが主流になるでしょう。

まとめ

現時点では評価が気にされ、重要視されていますが、今後はこういったSNSの「いいね」に関する動きなどから、コンテンツの捉えられ方は変化する可能性が大いにあります。今の内から、独自性を高めたコンテンツを準備し、そのコンテンツやその発信者のファンになってらもえるような準備をしていくことがファンマーケティングには大事な要素となるでしょう。