改善ってなにするの?改善するために必要なものとは

改善、PDCA、OODAなど、近年では多くの思考法やフレームワークが取り上げられています。今ではこれらはマーケティングの現場や、ビジネスでは当たり前に使われています。

しかし、改善策を考えるに当たり、視点が定まらずに時間が掛かってしまったりするようなことも多いのではないでしょうか。今回はそんな場合に必要となる「改善のための視点」について考えたいと思います。

「改善」について知る

まずは、「改善」という言葉の意味から紐解いていきます。辞書には以下のように書かれています。

  • 物事を善い方に改めること
  • 悪いところを改めて良くすること

2つは同じように見えますが、少し違いが見られます。後者は悪いところをスタート地点としているのに対して、前者はスタート地点が明確にはなっていません。少し端的に言えば、後者は悪いところが無ければ、改善は成り立たないと捉えられます。

少なからず、ビジネスでは現状維持は衰退を意味する事になりますので、常により良くを考えて動く事が求められます。なので、正確に言えば、改善と言うのは物事を善い方に改めることであって、その中に悪いところを改めて良くする事が入っているのではないでしょうか。

なので「改善」という言葉は物事を善い方に改めることと言えるのです。

改善をする上で重要な視点は2つ

実際に改善を行う上で、PDCAに乗せて考えるなどフレームワークに沿って考えていくことが一般的ですが、それに取り掛かる際の視点と合わせて見ていきましょう。

「何」をという視点

改善をする場合、漠然とした状態でスタートすることが多く、「改善って言われたけど、着手したらいいところが分からない」といったこともあり得ます。「何」を改善するのかといった大事な目的が欠けていることが多いのです。

その場合、まずは過去に行った施策から良かったことと悪かった(問題があった)ことに振り分けてみましょう。

既に計画(PLAN)と実施(DO)されたものを見る

過去の施策を振り返るのは、既にPDCAの内のPDが行われているものであるため、効率的に改善を行う事が出来るからです。Pから始めても良いのですが、その場合、Pに時間が掛かったり頓挫したりする可能性もあるのであまり現実的ではありません。

いち早く成果や結果を出したい方は過去の気になっていた施策を持ち出して振り分けると良いでしょう。ここからはより実践的な話になっていきます。

よかったことと悪かったことを、更に以下のように分解していきます。

この分類をすることで、2つのことが明確になります。それは「止めるべきこと」「その他のもの」です。止めるべきことが分かるのであれば、それ以上の労力をかける必要が無くなるのでリソースも他に回すことが出来ます。

次に「その他のもの」について見ていきます。そこで大事になるのは上記の図でいうところの「より良くすること」「解決策を考えること」です。この部分が「改善」に値する箇所であると言えます。

この2つの中に分類されたものから改善を図っていく事で「何」を見失う事も無くなり、成果にも直結するアクションが出来るようになるでしょう。

「具体的な」という視点

ここまでの話で改善箇所のあぶり出しが完了したら、次に必要なのが打ち手です。この際、ありがちな対応として「しっかり」「きっちり」「ちゃんと」といった言葉で済まされてしまうことも多くあります。それらの言葉で片付けてしまうのではなく、「どのように改善するのか」といった具体的な打ち手を考える必要があります

例えば、マーケターの場合は数値の管理をしていることが多いと思いますが、その管理の時間や手間を具体的にどう出来るかを以下のように考えます。

  • 減らすことはできないか
  • 何かと合わせることはできないか
  • 自動化できないか
  • そもそも無くすことは可能か

ポイントは抽象的な言葉で置き換えないようにすることです。現場で出ている不満や愚痴などもこの取り組みでは重要なヒントにつながることもあります。そこを聞き逃さずに具体化出来るまで話していくことも大事な要素となります。

まとめ

今回の流れを順序良く進めていても、個人の業務で出来る範囲を超えてくる場合もあります。その場合は他部署や周囲の人間の協力を得て、進めていくと良いでしょう。共有する場合はフォーマット化された業務改善シートのようなものを作成し、認識にズレが生まれないようにしていきましょう。