鬼滅の刃 VS. 歴代人気漫画!発行部数で「戦闘力」を比較してみた

今をときめく人気漫画『鬼滅の刃』が 『週刊少年ジャンプ』2020年24号 をもって完結しました。既刊は20巻、今年中に発売が予定されている単行本を含めても23巻ということで、NARUTO(全72巻)やBLEACH(全74巻)のような人気漫画と比較すれば異例とも言える早期完結で話題となっています。

作品にはそれぞれ違ったよさがあるわけで、作品の優劣を決めることなんてできないのですが、「この作品とあの作品どっちが人気なんだろう」と世間一般の評価が気になってしまうのもまた事実。

というわけで今回は鬼滅の刃と歴代の人気作品の「戦闘力」を弾き出し、鬼滅の刃 VS. 歴代人気漫画という形で四番勝負を行ってみたいと思います。

残念ながら漫画の戦闘力を測るスカウターは手元にないので(普通のスカウターもないですが)戦闘力は累計発行部数から算出したいと思いますが、それでは既刊の多い作品のほうが有利になってしまうので累計発行部数を既刊の数で割った数値を戦闘力としたいと思います。

鬼滅の刃の戦闘力

『鬼滅の刃』は「週刊少年ジャンプ」 2016年11号から連載されている、大正時代の日本を舞台にした「血風剣戟冒険譚」です。「鬼」と呼ばれる存在に家族を皆殺しにされ、生き残った妹・禰豆子も「鬼」にされてしまった主人公竈門炭治郎とその仲間たちの「鬼」との戦いを描いています。

そんな鬼滅の刃の戦闘力となる発行部数ですが、最新20巻発行時点での累計発行部数は6000万部を突破しています。

参考 ヒット続く『鬼滅の刃』累計6000万部突破、1年で12倍 最新20巻は初版280万部ORICON NEWS

6000万÷20。もはや算数すらロストテクノロジーになりつつあるド文系の筆者にとっては計算がわかりやすくて助かります。つまり鬼滅の刃の戦闘力は……

300万!!

ドラゴンボールのフリーザの初期戦闘力が53万ですから鬼滅の刃はフリーザの約6倍の強さということになります(ならない)。ちなみにキン肉マンの超人強度は95万パワーなのでキン肉マンよりも約3倍強いと言えますね(言えない)。

第一戦 鬼滅の刃 VS. 名探偵コナン

初戦の相手は『名探偵コナン』! 言わずとしれた推理漫画ですが、こちらも一応簡単にご紹介します。「週刊少年サンデー」1994年5号から連載が始まり、現在も連載が続く長寿漫画です。 ある事件に巻き込まれ子供の姿にされてしまった高校生探偵工藤新一が、江戸川コナンと名を変えて次々と事件を解決していきます。アニメも人気で、特に劇場版アニメは興行収入ランキングの上位常連となっています。

果たして鬼滅の刃は名探偵コナンに勝てるのでしょうか!?

名探偵コナンの累計発行部数として確認できたのは、2018年12月時点での2億3000万部。億超え、それも2億です。平均すれば日本国民全員が名探偵コナンを2冊くらいは持っているということになります。

参考 コナン×怪盗キッド×京極真が三つ巴バトル!『名探偵コナン 紺青の拳』青山剛昌 直筆ビジュアル解禁 livedoor ニュース

一方の既刊単行本の数も、1994年から続く漫画ですから当然それにふさわしいものになります。既刊98巻。あと少しで3桁の大台に乗ります。しかし今回は2018年12月時点での累計発行部数から算出するため2018年10月に発売された95巻までを対象とし、2億3000万を95で割ることで戦闘力を出したいと思います。

さあ、気になる名探偵コナンの戦闘力は……!?

……

…………

………………

えっと、その、計算が……。ちょっと待ってくださいね。今スカウター持ってきますので。

ピピピピピ、ピピっと。

現代文明の誇るスカウター(計算機)によってはじき出された名探偵コナンの戦闘力は……

240万!!

鬼滅の刃はが300万、名探偵コナンは240万……

この勝負、鬼滅の刃の勝利!!

さすがに麻酔銃やキック力では鬼を斬る刀には勝てなかったようですね……。

第二戦 鬼滅の刃 VS. 鋼の錬金術師

続いての対戦相手は『鋼の錬金術師』 。「月刊少年ガンガン」 2001年8月号から2010年7月号まで連載されたダークファンタジー漫画です。錬金術によって母親を蘇らせようとして失敗し、左脚と右腕を失った兄エドワード・エルリックと、身体すべてを失い甲冑に魂を宿すことになった弟アルフォンス・エルリックの兄弟や錬金術師たちが巨大な陰謀に立ち向かう物語です。

ちなみに鬼滅の刃の作者である吾峠呼世晴先生は女性であるということがTwitterで話題になりましたが、鋼の錬金術師の荒川弘先生も女性です。どちらも魅力的な少年漫画を書くことに性別など関係ないということを示してくれる素晴らしい漫画家さんですね。

内容としてもハードな展開を含むファンタジーという点やきょうだいの絆を描いているという点で近いものがあり、両者は熱いライバル関係にあると言えるのではないでしょうか。

それでは早速対決に参りましょう!

下記のサイトによれば、鋼の錬金術師の全世界累計発行部数は7000万部超えとのこと。

参考 『鋼の錬金術師』ファン必見!「ファンがつくる『ハガレン』ランキング」アンケート募集開始!非売品のレアグッズも当たるプレゼントキャンペーンも!PR TIMES

巻数は全27巻。戦闘力は7000万÷27で出せるということになりますね。これくらいならまあなんとか暗算でも……

260万です。

さくっと計算してやりましたよ。え、計算機……? なんのことだかわかりませんね。

筆者の計算能力は置いておいて勝負の方にスポットライトを当てましょう。鬼滅の刃300万、鋼の錬金術師260万……

この勝負、鬼滅の刃の勝利!!

激しい火花を散らす日輪刀とオートメイルの戦いの戦いは日輪刀に軍配が上がりました。今頃エドは幼馴染のウィンリィに無茶を叱られていることでしょう。

第三戦 鬼滅の刃 VS. ONE PIECE

ここまで2連勝と勢いに乗る鬼滅の刃に、最強の先輩が立ちはだかります。今や日本を、否、世界を代表する漫画と言ってもいい『ONE PIECE』。「週刊少年ジャンプ」1997年34号から連載されている、麦わら帽子の海賊モンキー・D・ルフィが海賊王を目指して仲間と共に冒険する物語です。

単行本の初版の発行部数や週間売上の最高記録等、数々の記録を打ち立ててきたONE PIECE。その戦闘力はどれほどのものになるのでしょうか。

まず、ONE PIECEの累計発行部数は4億7000万部。名探偵コナンの2億3000万の倍以上……あまりに途方もなさすぎて数え間違えを疑いたくなるレベルです。

参考 「ONE PIECE」累計発行部数が4億7000万部突破、「全伏線、回収開始」CMもコミックナタリー

ちなみに累計発行部数という点でいえば、2015年にONE PIECEは「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定されています。まさに王者。

もちろんそれは長い連載期間によって積み重ねられた巻数の賜物でもあります。既刊は96巻。長年ジャンプの看板漫画として肩を並べてきたNARUTOやBLEACHよりも20巻ほど多く刊行され、今もなお連載が続いています。

ちなみに「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」のギネス世界記録は、200巻をもって完結した 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が持っています。ジャンプの恐ろしさを改めて実感しますね……。

というわけで戦闘力を弾き出す計算式は4億7000万÷96。

……あー、無理無理。無理です。4億なんて普通の人間が暗算できる数字じゃないですよ。宝くじ以上の非現実的数字ですからね。筆者が駄目なわけじゃありませんよ。おとなしくスカウターに頼ります。

ピピピピピピ……

バカな!! スカウターでは計測しきれないほどの数値だと!?

………………

という茶番は置いておいて、計算結果がこちらです。

4 9 0 万

鬼滅の刃300万、ONE PIECE490万……

この勝負、ONE PIECEの勝利!!

コナン、ハガレンとは数十万の差で戦ってきたのに、いきなり200万近い差をつけられてしまいました。

ただ、既刊が100巻近くあるということは、あとからまとめ買いする人が表れたときに1人で一気に100近く累計発行部数を伸ばせるということでもあるため、まったく公平な比較とは言えないかもしれません。鬼滅の刃の人気はうなぎのぼりとなっていたわけで、もしもONE PIECEと同じくらい連載が続いていれば並んだり追い抜いたりしていたかもしれません。

しかしいくら長く続けても人気が落ちれば新たに始めから読もうという人も少なくなります。既刊の多さがアドバンテージになるのは長く人気を維持している場合だけです。20年以上に渡って打ち切られることもなく人気を維持、拡大させているという点において、ONE PIECEの強さは本物だと言えるでしょう。

終わりに

初めにも言いましたが作品にはそれぞれ違ったよさがあり、優劣を決めることはできません。厳密に比較するのであればジャンルや掲載誌、発行された年代なども考慮する必要があり、それはほとんど不可能に近いことです。今回紹介した「戦闘力」は、どれだけの短さ/長さでどれほどのファンを集めることができたかという、作品のすごさを語る1つの尺度として受け止めていただければ幸いです。

それではみなさん、これからもよき漫画ライフをお過ごしください!